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2017.01.26

骨盤裂離骨折について

骨盤裂離骨折は、骨が弱い成長期に発生しやすいスポーツ障害の一つです。骨盤のなかでも腸骨の上前腸骨棘には大腿筋膜張筋、縫工筋が、下前腸骨棘には大腿四頭筋(直筋)が付着しています(図)。これらの筋肉がキック動作など、スポーツで生ずる筋力によって骨盤付着部を急激に牽引するために、骨盤の一部が裂離(骨折)してしまいます。
骨盤剥離骨折

原因

成長期の子供には成長軟骨という特有の骨があります。
この成長軟骨が筋肉や腱の強い張力に耐え切れず裂離することがあるのです。

骨盤裂離骨折は骨と筋肉の成長差が主な原因といえます。

股関節伸展位から急激な屈曲動作(キックなど)が加わると、特に成長期では脆弱〈ぜいじゃく〉なため、骨盤骨端部が裂離しやすく、ボールを蹴る動作では下前腸骨棘の発生が多く見られます。また、ダッシュでは上前腸骨棘の発生が多く、まれに坐骨結節がハムストリングスの急激な収縮によって裂離する場合もあります(ハードルなど)。
なりやすいスポーツ

サッカー、陸上短距離(スタートとゴール時)、ハードル、ジャンプ、柔道や相撲の投げ技、野球の空振りなどに良くみられます。
好発年齢

中・高校生である12~18歳(14~15歳がピーク)に好発します。
症状

突然の股関節痛が出現し、歩行困難、股関節周囲の圧痛等。

 

予防

骨盤裂離骨折は筋肉が硬いほど発生しやすい特徴があります。

そのため、予防には柔軟性を上げるストレッチが大変効果的といえます。特に強靭な筋肉を備えた太腿周辺は入念に行うといいですよ。

太ももの筋トレ3

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いくた接骨院
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