猫背の種類と特徴

猫背とは、その健康的なS字の弯曲が強まり、肩や頭が前方に出てしまって、体中の筋肉や臓器に負担をかけている状態をさします。

どこが曲がっているかによって4つの種類に分けられ、それぞれ体に現れる症状も変わってくるので、気になる方は自分がどのタイプに当てはまるかチェックしてみましょう！！

1.首猫背

「ストレートネック」とも呼ばれ、頭だけが前方に出てしまっている状態を言います。

こんな作業等を多くしていませんか？？

• ・パソコンのディスプレイを見る
• ・キーボードを叩く
• ・スマホを見る

などをするときは、背中が自然と丸まりがちです。

下を向いてスマートフォンやタブレットを長時間操作することが多い、若い世代によく見られる猫背です。

症状：首だけが前に出るために肩や首の筋肉に負担がかかります。首や肩にコリが生じ、頭痛の原因になります。また、呼吸器にも負担をかけるため、息苦しさや動悸を感じることもあります。ひどくなると首部分にヘルニアが起こることもありますよ。

2.背中猫背

背中の中心が曲がっている状態のことで、一般的によく見られる「猫背」です。長時間前かがみになる事務仕事やパソコン作業をする人に多い傾向があります。

症状：胸やけや胃痛があります。前傾姿勢が長時間続き、腹部に位置する胃腸などの内臓、消化器系統の神経を圧迫するために起こります。

背中が張りやすくなり、また肩こり、頭痛の原因になることもあります。

3.腰猫背

腰部分が曲がっている猫背で、畑仕事をする人や高齢者、あぐらをかいて座ることが多い人、また、デスクワークが多い人に多く見られます。

症状：腰回りが圧迫されるので、腰痛やヘルニアの原因になることも。下腹部にある泌尿器や生殖器にも不調が起きやすく、便秘や下痢などの便通異常、生理周期の乱れ、月経困難症などの原因になることもあるんですよ。さらに、足の冷え、むくみが見られることもありますよ。

4.反り腰猫背（腹猫背）

腰が前に反っているせいで、お腹がぽっこり突き出た姿勢になるのが特徴的な猫背で、女性に多く見られます。

一見猫背に見えないため、隠れ猫背と呼ばれることもあります。

上半身を支える大腿後面の筋肉（ハムストリングス）の力が弱いと、骨盤が前に傾いてしまうのですが、バランスを取るべく体を腰あたりで反らせるために起きる猫背です。ハイヒールが原因になることもあります。

症状：腰痛に悩まされることが多いです。肩こりや頭痛、下痢が起こることもあります。また、体のラインにも影響を及ぼし、体全体はスリムなのにもかかわらずお腹がぽっこりと出る、またはヒップラインが垂れ下がる原因にもなるんです(´;ω;｀)

猫背になると、デメリットが多いことがお分かりだと思います。見た目・精神面・体調不良・内臓疾患などにも影響が出ることも多いため少しずつ改善していきましょう！！